スポンサーサイト  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

パレートの法則とロングテールとアクセス解析  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - パレートの法則とロングテールとアクセス解析

何年か前、多分NHKだったと思うのですが、興味深い番組がありました。

舞台はどこかの食品スーパー。そのスーパーでは、いわゆる「ABC管理」に基づいた発注管理をしていました。しかし売り上げが伸びません。そんな中、ポイントカードを発行して商品と顧客とをひも付けしたところ、ABC管理では「死に筋」にあたる商品を買う顧客が、実は月に十万円以上の買い物をしてくれる大口顧客だったことが分かります。つまり死に筋商品を排除することで、その何倍もの売り上げを逃していたのです。

ミクロを合計してもマクロになるとは限らない。ABC管理がマクロなら、ポイントカードによるひも付けはミクロです。システム化の強みはこういったところにあるのではないでしょうか。流行り廃りを判断するためにマクロな視点も依然として必要でしょうが、もう一歩踏み込んだ分析をしてみるとまた違った側面が見えるかもしれません。

ABC管理は50年以上前からある伝統的手法で、基本的に「売れる商品を残して売れない商品は排除する」という分かりやすい発注管理方法です。「パレートの法則」は「2:8の法則」とも呼ばれる一般的な法則ですが、上のスーパーの場合なら「売り上げの80%は商品全体の20%が占める」のように具体化され、ABC管理の基礎になっています。「ロングテール」とは、従来なら死に筋とされる商品の売り上げが、点数を増やすことで無視できないほど大きくなる現象を言い、ネット上での販売に当てはまるとして注目されています。

これはアクセス解析にも応用できそうです。アクセス数が少ないページを単純に削除したりリニューアルしたりするのではなく、訪問者の流れに注目して分析してみると意外な事実が分かるかもしれません。

スポンサーサイト

[本]暗号解読 上・下  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]暗号解読 上・下

サイモン・シンによるノンフィクションです。上下に分かれていますが、あわせて700ページ強、手になじみやすい厚さです。同著者の本は、数学のノンフィクション「フェルマーの最終定理」以来です。今作は暗号とその解読を扱った内容です。

転字式暗号、換字式暗号、ヴィジュネル暗号、有名なエニグマ、最近話題の量子暗号、PGP、他多数。とにかく内容は盛りだくさんで、暗号をめぐる暗号開発者と解読者の歴史ドラマを追いかけます。しかし単なる歴史解説本ではありません。特に暗号解読に関しては非常に詳細に説明されており、頻度分析の具体例やエニグマの解読にいたるまでの過程など、とにかく詳細で劇的で面白い。暗号解読者が味わったであろうワクワクするような「ひらめき」の瞬間を感じることができます。

これだけでも十分面白いのですが、この本はさらに、古代文字の解読も「暗号解読」として読ませます。解読できない古代文字も、現代人から見れば暗号です。ロゼッタストーンの発見がきっかけとなり解読された古代文字ヒエログリフや、大変な努力のすえに解読された線文字B。これらの解読の手法も詳細に解説されています。通常の暗号解読は、敵である相手側が「暗号化しよう」として作成した暗号を解読することになります。しかし古代文字はそもそもそのような意図のない、ただの言語です。古代人が普通に使っていたであろう文字を解読しようとする高度な知的好奇心を見ることができます。

扱っている内容の性質上、暗号解読者側から見た話題が多いのですが、かならずしも成功ばかりではありません。三つの暗号文のうちひとつだけが解読され残り二つはいまだに謎のビール暗号なども、暗号文そのものを含めて紹介されています。

最後にはサイモン・シンからの挑戦、10問の暗号問題が掲載されています。普通の人には最初の数問以外はほとんど手に負えないと思いますが、是非チャレンジしてほしいです。簡単な暗号でもそれが解けたとき、暗号解読のひらめきの一端を感じることができると思います。ちなみにこの問題はもともと賞金付きで公開されたもので、すでに回答者が出ています。この本には回答も収録されています。

この本の面白さ、あるいはサイモン・シンの本の面白さといって良いかもしれませんが、それはドラマチックなストーリーでありながら、詳細はいたってシステマチックであることでしょう。これだけの内容が上下あわせて1,300円というのは、絶対に「買い」です。

iPod nano購入  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - iPod nano購入

iPod nano を購入しました。初めての iPod、数日使ってみましたが、重宝しそうです。

テキストファイルを見られるようで、これは便利かもと思ったのですが、読書に使うには文字が小さすぎですね。ファイルサイズにも制限があるようです。いまいち使えるシチュエーションが思いつかない。

USB経由で充電するので、海外旅行などの長期移動時には注意が必要かもしれませんね。電池で充電できるオプションがエレコムから出ているようなので、それで解決するか。

[本]メドゥサ、鏡をごらん  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]メドゥサ、鏡をごらん

井上夢人の長編ホラー。同著者の小説は初めて読みました。そして見事にはまりました。

最初のページを開いて思ったことは「文字、太っ」でした。その印象に不自然さを感じながらも読むごとに引き込まれる不思議な世界。先を知りたくなる展開の小説には時々出会いますが、本当に最初のページからそう思える小説は珍しいです。

コンクリート詰めの木枠の中の死体。自殺と判断されたその死体の手には小瓶があり、その中に「メドゥサを見た」というメモがある。この明らかに不自然な死とメモの謎を解くために主人公は動きだします。調査の中で徐々に分かってくる「メドゥサ」の謎、次々に不可思議な現象に遭遇し、最後には……。これ以上書くともったいないので止めておきましょう。続きはお楽しみです。

この小説はレトリックが非常に巧妙です。「ほんとに?」と思うこと請け合いです。必ず最初から読み直したくなるでしょう。私はラストを読む前にずいぶん読み返しました。以前紹介した「玩具修理者」もホラー小説ですが、それとはまた違う怖さでした。ホラー小説嫌いな人は是非読むべき。考えが変わるはずです。

RFC 2547 翻訳公開  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - RFC 2547 翻訳公開

RFC 2547 日本語訳を公開しました。BGP/MPLS VPN です。

私自身あまりよく分かっていませんので、誤訳している可能性が高いです。お約束ですが、詳細は原文を当たってください。

三菱東京UFJ銀行のシステム移行  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 三菱東京UFJ銀行のシステム移行

ぼけっとテレビを見ていたら、セブン銀行のATMで引き出し出来なくなった件について「非常にお粗末」とのコメント。専門家っぽい女性でしたが名前は忘れました。

原因を知ると確かにそう思えるんですよね。不具合部分の担当者も「どうしてこんな簡単なことに気付かなかったんだろう……」と、へこんでいるでしょうね。しかしながら問題が起こってから問題点を指摘するのは簡単ですし、問題が分かってから対策を指摘するのも簡単です。不具合というのは得てしてそんなもの。

入金できないトラブルもその後あったようですが、開発要員6000人で11万人月という超巨大システムですから、これくらいは許容範囲かもしれません。

[本]サルとすし職人 - 〈文化〉と動物の行動学  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]サルとすし職人 - 〈文化〉と動物の行動学

動物行動学者 フランス・ドゥ・ヴァール著。「文化」は人間だけのものではない。

「社会的手段によって、さまざまな習慣や情報を伝播させること。文化をそう定義するならば、文化は自然のなかに広く存在することになる。動物は言語や記号を持たないが、新しい技術や食べ物の好み、意思疎通のためのジェスチャーといった習慣は、年長者から若者に伝えられる(その逆もある)。その結果、集団ごとにはっきりしたちがいが現れる。そうすると、もはや文化は人間だけのものとは言えない。」

西洋では古くから人は至上の存在であってサルとは違うという思想があり、そのためサルの世界に文化があることを認めませんでした。著者はそれが西洋の動物行動学を停滞させたと唱えます。一方で、サルも人間も同類だと考える東洋の日本では、動物行動学者の姿勢がそもそも違います。今ではテレビでよく見られるサルの餌付けや個体識別が、そもそも日本で生まれたことを始めて知りました。本書はそのような手法を生み出した日本人研究者の成果を随所で引用しています。

面白かったのはボノボの話です。人間にもっとも近い動物といえば、私たちは普通チンパンジーを思い浮かべます。そこに割って入ったのがボノボです。今ではチンパンジーは「人間にいちばん近い種のひとつ」とされています。しかし子供でも知っているチンパンジーに対して、ボノボを知っている人がどれほどいるでしょう。チンパンジーとボノボのこの知名度の差はいったい何が原因でしょうか。本書を読めば、その理由に納得するはずです。

必然的に日本びいきな内容となっていることもあって、非常に気持ちよく読めますね。動物行動学というマクロな学問には、割り切れないからこその面白さがあるように思います。知的好奇心を満たしてくれる本です。

これは便利「Taskbar++」  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - これは便利「Taskbar++」

タスクバー上のアプリケーションの並びを変更します。

普段Windowsを使っています。ほとんどシャットダウンせず、大抵は休止状態にして電源を落とします。そのような使い方をしていると、タスクバー上のアプリケーションの並びをある程度固定したくなります。例えばエクスプローラの横にテキストエディタとか、ブラウザの横にHTMLエディタとか、使いやすい位置関係が自然と出来上がってくるわけです。しかしながらタスクバー上の並びはOS(というか標準shell)の機能では変更できません。

そんなときに使えるのがこのソフトです。かつては並び替えツールを自作して公開までしていたのですが、このソフトを見つけて、そのあまりの出来の良さに恥ずかしくなって公開を止めました。

これ以上不可能と思われるほど直感的です。インストールすると標準ではタスクトレイにアイコンが表示され、常駐状態になります。その後、マウスポインタをタスクバー上に持っていってAltキーを2秒程度押し続けると、アプリケーションを移動可能な状態になります。あとはタスクバー上を自由にドラッグ&ドロップで移動できます。Altキーを話すと終了。この操作性が素晴らしすぎます。どうやって実現しているんだろう。

ダウンロードはこちら:http://hp.vector.co.jp/authors/VA013430/program/taskbarpp/main.html

[本]チェルシー・テラスへの道  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]チェルシー・テラスへの道

ジェフリー・アーチャーの長編小説。

貧しい野菜売りの家に生まれた主人公チャーリー・トランパーが手押し車から商売を始め、チェルシー・テラスと呼ばれる商店街の全店舗の買収を目指して人生を歩んでいきます。途中戦争に出たり、自身の出生の秘密を探ったりなど、変化に富んだ伏線を混ぜながら、主人公とその周囲の人々の人生を追いかけて話は進んでいきます。執拗な妨害を行うライバルも登場し、勧善懲悪の分かりやすいストーリーです。

気持ちの良いサクセスストーリーですね。こういう話はジェフリー・アーチャーの得意分野、真骨頂ですね。読んだあとに何かを考えさせられるような話ではありませんが、純粋に娯楽小説として気軽に読めます。読み始めるとはまる可能性が高いので、休日に読むことをおすすめします。

[本]太陽の簒奪者  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]太陽の簒奪者

野尻抱介の長編SF。2003年の第34回星雲賞日本長編部門を受賞した作品です。

ある日、水星から吹き上げられる薄い巨大な膜が太陽を覆いだし、日照量の減少した地球は氷河期に近い危機的な状況に陥ります。異変が発生したとき高校生だった日本人の白石亜紀は成人して科学者となり、膜の破壊ミッションに参加、いったんは破壊に成功します。しかしその膜は、異星の宇宙船が太陽のエネルギーによって減速するためのシステムと考えられました。異星文明とのコンタクトに憧れる白石は、地球に害のない方法でなんとか膜を再生させ、異星の宇宙船を太陽系内で停止させたい考えます。危機を招いた原因を再生させようとする行為のため周囲から責められながらも、自分の考えが正しいと信じて進む白石ですが、その結末は……。

読んでいる途中の印象も読み終わった後の印象も、クラークの「宇宙のランデブー」にかなり近い印象でした。読み終わってから知ったのですが、Wikipediaによると、著者はアーサー・C・クラークを尊敬し、目標にしているとのこと。なるほど納得です。多分に影響を受けていますね。

しかしそれを知っていても十分に面白い。長編といっても300ページほどですし、文字も大き目、気軽に読める長さです。普段SFを読まない人におすすめしたい本です。

中国産焼き鳥  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 中国産焼き鳥

先週の土曜日、近所のスーパーに買い物に行きました。惣菜コーナーに焼き鳥のネギ間がありました。8本入りで280円。安いなぁと思ったら「中国産」の文字が。いったんは手にとりましたが買いませんでした。

昨日、遅い時間に同じスーパーに行きました。またしても同じネギ間がありました。惣菜コーナーは安売りになっている時間帯で、半額のシールが貼られていました。8本で140円。それでも売れておらず、山盛りで売れ残っていました。

だからどうした、というお話でした。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。