スポンサーサイト  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[本]そして二人だけになった  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]そして二人だけになった

そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)

森博嗣の長編ミステリー。面白かった。よく出来ています。

いわゆる密室殺人ものです。アガサ・クリスティーや赤川次郎を始めとしてこの手の小説はたくさん読んだので、最初の数十ページ読んだ時点でいくつか結末を想像しました。でも全部ハズレ。私の中では密室殺人ものに新しいパターンが増えました。

作中の地理的な固有名詞がアルファベットで伏せられているものの、実在する地名を表わしていることがすぐに分かります。それ自体はストーリーに関係ないのですが、理解しやすくするためのうまい工夫です。

最後、結局なにが真実なのか。読み手の受け取り方で変わってきます。ミステリー小説としてはかなり珍しい終盤です。森博嗣の本は初めてでしたが、別のも読みたくなりました。amazonでもほとんどが星4つ以上の高評価です。

スポンサーサイト

[本]本所深川ふしぎ草紙  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]本所深川ふしぎ草紙

本所深川ふしぎ草紙 (新潮文庫)

宮部みゆきの時代物推理小説。江戸時代の下町を舞台にした短編7話が収録されています。

基本的には推理小説なのですが、派手な展開はありません。人間性に重点が置かれています。切ない読後感になる話が多い。7話ともかなりよく出来ています。

歴史考証として正しいかどうかは分かりませんが、江戸時代の風習も興味深く読めます。

諸手を挙げて推薦するような小説ではないですが、空き時間に気軽に読むのに向いていますね。一度に全話読むより、1話ずつ読んだ方がお得だと思います。

「ゲーム脳」は本当に「トンデモ」なのか?  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 「ゲーム脳」は本当に「トンデモ」なのか?

個人的にはゲーム脳を鼻で笑っていた部類の人間です。が、以前にこのブログで紹介した「戦争における「人殺し」の心理学」を読んで以来、「ゲーム脳」という言葉を目にするたびにこの本を思い出して揺らいでいます。前回の内容と重複するのを承知で書いてみます。

この本の著者はアメリカの元軍人で、現実の戦場や訓練などから得た経験/知識を持っています。

著者の主張をそのまま、または私なりに言い換えて書くと、以下のようになります。

  1. 人は同類を殺すことに心理的抵抗がある。過去の戦争では軍人の対人発砲率が非常に低かった。
  2. 条件付けを行うことでその抵抗を減らすことが出来る。訓練により対人発砲率が格段に上昇した。
  3. 条件付けの方法には「擬似殺人を繰り返す」「リアルな標的を使う」などがある。

この 3 に「ゲーム内の殺人や暴力」が含まれると思えるんです。

数年前、実際にアメリカ陸軍はFPSのようなシステムを訓練用に購入しています。(本当に訓練に使用されているかどうかは分かりませんでした)。

ゲーム脳を批判する人は頭ごなしに否定するのではなく、とりあえずこれを論破してほしいです。

自分で思いつく反論には先に答えておきます。

暴力的ゲームは子どもを暴力的にしないとの調査結果」があります。これは子供が対象です。子供はもともと理性による抑制が弱いため、暴力性に差が出なかったと考えられます。大人での調査結果があれば教えてください。

ゲーマー上がりの兵士は地雷を見つけるのがヘタクソ(英語)」という記事があります。これは「自分の命を守ることをおろそかにする」という意味で「ゲーム脳」の一側面と考えられますので、反論になりません。

戦争と日常生活とでは状況が異なる。それは確かにそうですが、日常生活でも暴力を振るいたくなる場面は多少なりともあるはずです。ゲーム内の暴力によって、その時の暴力衝動を抑えられる限界が下げられると考えられます。

さあどうでしょう。

勝間和代 vs ひろゆき  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 勝間和代 vs ひろゆき

BSジャパンのデキビジという番組での勝間和代とひろゆきとの対談。私の見た映像はYouTubeでした。映像はすでに削除されていますが、文字に起こして下さっている方がいて「2010-05-03 デキビジ 勝間和代 VS ひろゆき を文字におこしてみる」で全文が読めます。読みやすいです。

番組の収録の模様が ustream で配信されていたらしく、その感想が書かれたサイトもあります。例えば「USTREAM配信版 勝間和代司会「デキビジ」 ゲスト 西村博之」。

YouTubeの映像は ustream ではなく編集後に放送された内容ですが、最初の数分が欠けているようです。「勝間和代ブログ「2chはIPの開示に積極的であるというひろゆきさんの注目発言について」を高木浩光氏が検証したまとめ」で欠けている部分の書き起こしを読めます。

各所の反応はググれば大量にヒットします。こことか。

ホスト側の勝間和代ががかなりイラついているのが良く分かります。ひろゆきも挑発的です。立ち位置が違うというか俯瞰する高度が違うというか、「突っぱり相撲 vs 振り飛車」みたいな感じで、最初からかみ合わない二人なんでしょうかね。全体的にひろゆきペースです。事前に打合せしてないのかな。もっと時間を掛けて練った議論が見たいですね。

最終的に勝間和代がごめんなさいして収束したということになるのかな? 非常に早い火消し行動で、この辺はさすがです。ただし上のリンクの中には未解決の問題もあるようで、小さいながらもう一幕くらいはあるかもしれません。

こういうの、日本人は好きそうですね。外国人の普通の反応がどんなのかは知りませんけど。もう6年前の話ですが、佐々木俊尚の「ITジャーナル」の「検察官を翻弄しまくったoffice氏の奮闘」を思い出しました。

[本]ハイペリオン  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]ハイペリオン

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
ハイペリオン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

ダン シモンズの長編SF。

28世紀、宇宙に進出した人類を統べる連邦政府を震撼させる事態が発生した!時を超越する殺戮者シュライクを封じこめた謎の遺跡―古来より辺境の惑星ハイペリオンに存在し、人々の畏怖と信仰を集める“時間の墓標”が開きはじめたというのだ。時を同じくして、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオンへ大挙侵攻を開始。連邦は敵よりも早く“時間の墓標”の謎を解明すべく、七人の男女をハイペリオンへと送りだしたが…。ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞作。

惑星ハイペリオンに向かう旅の途中で、7人がそれぞれの自分の過去を語る形で話が進みます。なかなか全容が明らかにならないのですが、それでも間延びせず最後まで楽しめます。逆に言えば最初は多少我慢が必要です。数ページで引き込まれるタイプの小説ではありません。

で、結局最後、妙な終わり方です。やっと登場人物の背景が見えてきて「これから」というタイミングで終了します。こういう謎を残した終わり方の小説も多いですが、これじゃあまりに奥ゆかし過ぎるだろと思ったら、やはり続編がありました。4部構成の全8冊。

やや話が入り組んでおり、SF初心者には難しいかもしれません。一冊が1,000円近くするのもハードルが高いかな。シリーズ全冊で7,000円超え。確実に面白いんですけどね。比較的メジャーなタイトルなので古本でも見つけられるかもしれません。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。