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[本]IT  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]IT

IT〈1〉 (文春文庫)
IT〈2〉 (文春文庫)
IT〈3〉 (文春文庫)
IT〈4〉 (文春文庫)

スティーブン・キングの長編ホラー。全4巻。多作で映画の原作も多い同著者の作品の中でも、非常に評価の高い小説です。

27年前、アメリカの田舎町デリーに現れた正体不明の怪物「IT」。子供ながらにそれを倒した6人の仲間たちは、27年後に再び現れたそれに引かれるように帰郷し、再び立ち向かうことを決意する。本人がもっとも恐れているものを見せるIT。今回、大人になった6人は完全な勝利を得ることができるか。

読みやすいかと言えば、非常に読みにくいです。なんだろうな。村上春樹のような感じはあるものの、舞台がアメリカだからなのかピンとこない言い回しが多いんですよね。特に固有名詞が問題で、それが本当に「どうでもいい」かどうかが読み進まないと分からない。だから頻繁に詰まる。どうでもいいと思って軽く読んでいたら後になって登場してきて、読み返したら似ているけど別の固有名詞だったり。

私の感覚では、ホラーというより「スタンド・バイ・ミー」を彷彿とさせる冒険小説という印象です。日本人だとそう感じるのかもしれません。「恐さ」を求めるならこれ以上の国産小説は沢山あります。ちなみに「スタンド・バイ・ミー」の原作もスティーブン・キングです。

映像向きの小説ですね。映像化は大変そうですが。amazonではかなりの高評価ですけど、私としてはかなり読み手を選ぶ小説だと感じました。値段も790円×4巻で決して安くありません。少し立ち読みでもしてから決めましょう。


2010/06/16 追記。映像化されていないと思って書いたんですが、映画化されてたんですね。アルファルファモザイクで知りました。wikipediaのIT。「前半は回想がほとんどを占め、ホラー要素さえなければ『スタンド・バイ・ミー』のような青春ものである」なんて説明もありました。やっぱりそうですよね。

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RFC 2577 翻訳公開  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - RFC 2577 翻訳公開

RFC2577 日本語訳を公開しました。FTPセキュリティ考察です。

1999年公開のRFCですので、11年前になります。内容はいたってノーマル、今となってはやや旧聞に属する話ばかりですが、こんな時代もあったんだなぁと。

お約束。正確な意味を知りたい場合は必ず原文を当たってください。

[本]人類が知っていることすべての短い歴史  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]人類が知っていることすべての短い歴史

人類が知っていることすべての短い歴史

ビル・ブライソンの科学書。巻末に索引が載っている辺りが専門書っぽいですが、読み物と思って良いです。

非常に面白い。専門的な知識がなくても読めるという点ではアイザック・アシモフの科学エッセイシリーズに似ていますが、著者の主観が少ないことやより新しく書かれていることから、現在と過去の科学をリアルに読み取れます。

この手の本を読むときには印象的な部分に付箋を貼るのですが、この本には大量に貼りました。その中からいくつか抜き出すだけでも本書の面白さが伝わると思います。

恐竜絶滅の原因として最有力とされるチチュルブのクレーター。それと同規模の隕石が地球に接近したとき、どの程度の前兆があるのか。「『ああ、たぶん何もないでしょう。熱を帯びるまでは見えないし、そうなるのは大気圏に突入してからです。そのときには、地球にぶつかるまで約一秒しかありません。』」

「今では、人間の遺伝子情報の断片を取り出し、不完全なイースト菌に”接ぎ木”すると、イースト菌がまるで人間の胚のように動きだすという段階まで来ている。きわめて現実的な意味で、それはまさしく人間の胚なのだ」

HIV、いわゆるエイズが蚊によって伝染しない理由。「蚊が旅の途中で吸い上げたHIVは、すべて蚊自身の新陳代謝によって消滅するからだ。いつの日かウィルスがそのやりかたを変えたら、それこそゆゆしきことになる」

このブログで紹介したことのある「眼の誕生」は、カンブリア紀に突如として多種多様な生物が誕生した理由を、「視覚」の発生に求めました。しかし本書では「とはいえ、悲しいかな、現在では、結局、カンブリア爆発がさほど爆発的でなかったことが判明している。カンブリア紀の動物は、おそらくその前からずっと存在していたが、小さすぎて見つからなかっただけではないかと考えられているのだ」

分厚くて3,000円。余裕で元が取れます。

日本はコミュニケーションを必要とするスポーツに弱いのか?  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 日本はコミュニケーションを必要とするスポーツに弱いのか?

猪瀬直樹さんのコラム「日本サッカーと欧州の違いは言語技術の差」によると

…… 日本人は、「30人31脚」や大縄跳びのように、横にそろって一緒にやるチームワークには強い。野球のようにポジションが決まっているチームワークも得意だ。

 しかし、サッカーやバスケットボール、ラグビー、アメリカンフットボールのように、個人がそれぞれ判断し、コミュニケーションをとりながら動的にチームワークを発揮していくことは苦手である。

あーそうかも、と思ったんですが、実際のところ日本の順位はどうなんだろう。

野球の世界ランキング。IBAFのランキングによれば、2009年10月19日時点で日本は75カ国中の3位。確かに強い。

サッカーの世界ランキング。FIFAのランキングによれば、2010年5月26日時点で日本は102カ国中の45位。確かに上位ではない。

バスケットボールの世界ランキング。FIBAのランキングによれば、2009年時点で日本男子は75カ国中の32位。女子は69カ国中の14位。男女総合では93カ国中の24位。悪くない。

ラグビーの世界ランキング。IRBラグビー世界ランキングによれば、2010年5月31日時点で日本は95カ国中の13位。これも悪くない。

アメリカンフットボールの世界ランキング。探したけどないのかな? wikipediaのアメリカンフットボール日本代表によれば、ワールドカップがこれまで3回開催されていて、日本は1999年に優勝、2003年も優勝、2007年は準優勝。むちゃくちゃ強いじゃないか。

ちなみにバレーボールの世界ランキング。FIVBのランキングによれば、2010年1月15日時点で日本男子は122カ国中の11位。女子は110カ国中の5位。かなり強いじゃないか。

男子だけに注目して、野球の上位10カ国が他の競技で何位なのかを調べてみました。アメフトはランキングがなかったので外し、バレーボールを含めてみました。横軸の競技の「レ」はバレーボールです。

                       競技
               野  サ  バ  ラ  レ  平均順位 ()は不参加の競技がある国
キューバ        1  --  --  --   6    (3.5)
アメリカ        2  14   2  18   4     8.0
日本            3  45  32  13  11    20.8
韓国            4  47  27  32  21    26.2
台湾            5  --  42  60  26   (33.3)
オランダ        6   4  --  35   8   (13.3)
カナダ          7  63  19  14  24    25.4
メキシコ        8  17  30  --  28   (20.8)
ベネズエラ      9  49  23  59  30    34.0
プエルトリコ   10  --  10  --  14   (11.3)

順位の平均に意味あるのかっていう感じですが、比較のためだけの数字です。こうして見ると日本は決して悪くないです。全競技参加している国の中ではアメリカに次いで2番手、不参加競技のある国を含めても5番手。少なくとも下位ではありません。

サッカーの上位10カ国が他の競技で何位なのかも調べてみました。日本も加えて計11カ国です。本来調べなきゃいけないはこのランキングでしたね。

                       競技
               野  サ  バ  ラ  レ  平均順位 ()は不参加の競技がある国
ブラジル       35   1  14  27   1    15.6
スペイン       17   2   3  23  40    17.0
ポルトガル     66   3  49  21  --   (34.8)
オランダ        6   4  --  35   8   (13.3)
イタリア       12   5   8  11   7     8.6
ドイツ         20   6   7  30   9    14.4
アルゼンチン   --   7   1   6  19    (8.3)
イングランド   21   8  58   7  74    33.6
クロアチア     25   9  15  42  45    27.2
フランス       28  10  15   4  48    21.0
日本            3  45  32  13  11    20.8

日本は全競技参加している8カ国の中で5番手、不参加競技のある国を含めると7番手。11カ国中なので中の下です。

猪瀬さんのコラムの通りなら、サッカーの強い国はバスケットボールやラグビーも強いはずです。日本のラグビーの13位を「苦手」と判断する猪瀬さん基準なら、それに当てはまるのはイタリアとアルゼンチンだけです。というかイタリアすごいですね、万能です。

結局、日本はサッカーの45位が目立つだけです。人種の体格差を考えればバスケットの32位は大健闘でしょう。同じく体格差の影響しそうなラグビーの13位やバレーボールの11位なんて驚異的ですし、アメフトは実は世界最強クラスです。

日本は弱くないのでした。バレーボールを加えたのは失敗だったか。何の調査だかよく分からなくなってしまった。

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