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[本]文明崩壊 上・下  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]文明崩壊 上・下

前作「銃・病原菌・鉄」でピュリツァー賞を受賞したジャレド・ダイアモンド。隆盛を極めた文明がなぜ崩壊したのか、または崩壊しなかったのか。文明崩壊の仕組みを解き明かします。

イースター島、中米のマヤ、北米のアナサジなど、様々な崩壊した文明の実例を検証し、共通する要因を分析しています。著者が見出した共通要因は五つ。この種の話題だと環境破壊を要因として自己反省を促す論調になりがちなところですが、この著者は冷静です。むしろその土地の肥沃さや周囲の環境といった、自身以外の要因が大きいと見ています。人間による崩壊は簡単に起こり得るし、逆に人間による復活も起こり得る。しかしその容易さや困難さは、大いに周囲の影響を受ける。

またこの本では、崩壊の危機に瀕しながら復活をとげた社会も取り上げています。その成功の一例として、かなりのページを割いて江戸時代の日本が取り上げられています。江戸時代、城や家屋の建築のために木材が乱伐され、森林資源が壊滅的なほどの打撃を受けました。徳川幕府は上意下達の政策でその崩壊を食い止めます。身近な話題で興味を持ちやすいでしょう。ありがちな「不思議の国ニッポン」のような内容にはなっていません。信頼性の高さがうかがえます。

前半、著者ゆかりのモンタナに関する考察がかなり長く続きます。日本人にはなかなかイメージしにくい話かもしれませんが、この部分でくじけると非常にもったいない。プロローグを読んでから下巻にある日本の江戸時代の話を読むと興味が持続すると思います。

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