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[本]昔話の深層  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]昔話の深層

心理学者である河合隼雄が、グリム童話について心理学的に分析するエッセイ。

最初に出てくるのは「トルーデさん」という2ページの短い話です。もともと私はこの話を知りませんでしたが、結末はなんとも言えないというか、「マジで?」と思わせるとんでもないものです。これを心理学的に分析するとどうなるか。要所要所でユング心理学を紹介しながらの20ページにわたる分析は分かりやすく、興味深いものです。結論といえるものがはっきりと書かれていない消化不良な感じは心理学の特性かもしれません。その分読み手に考えさせる内容になっており、ページ数以上の濃い印象を受けます。ときどき手を止めて考えて、また少し先へ進むという感じです。

本編で取り上げられた昔話は巻末にまとめて載せられています。それなりに内容に覚えていたのが「ヘンゼルとグレーテル」くらいだったので、個人的にはたいへん助かりました。とりあえず目次を見て、最初に知らない話を読んでから本編に進むのが良いと思います。

以前に読んだ同著者のこころの処方箋は若干読みにくさがありましたが、この本は読みやすいですし、内容も平易です。科学の中では異端とされがちな「心理学」の内側をのぞけたような、ちょっと得した気にさせてくれるエッセイです。

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