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[本]沈黙のフライバイ  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]沈黙のフライバイ

野尻抱介のSF短編集。全5話が収録されています。

タイトルにもなってる「沈黙のフライバイ」はファーストコンタクトものですが、同著者らしい淡々とした書き方で、普通のファーストコンタクトものとは一味違います。「轍の先にあるもの」は小惑星探査を題材にした話で、JAXAの『はやぶさ』を思わせます。

短編ということもあってネタバレせずに紹介するのは難しいですね。他の3話「片道切符」「ゆりかごから墓場まで」「大風呂敷と蜘蛛の糸」も、それぞれポイントのはっきりした分かりやすいSFです。ハズレなし。

どの話も近い将来に実現するのではないかと思えるような現実感のある設定です。それもそのはずで、どの話も現実の理論や構想から大きく影響を受けています。そのあたりのいきさつは、著者の友人であり自身も宇宙開発関連のライターである松浦晋也 氏が巻末の解説に詳しく書いてくれています。SF好きならその解説を読むだけですぐに本編を読みたくなるでしょう。

依然に読んだ太陽の簒奪者もそうでしたが、同著者の作品はムラのない軽快な印象で非常に読みやすく、矛盾を感じさせない良質なSFです。全作読んだわけではありませんが、日本人のハードSF作家としては最高の部類に入るでしょう。

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