スポンサーサイト  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[本]悪童日記、ふたりの証拠、第三の嘘  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]悪童日記、ふたりの証拠、第三の嘘

アゴタ・クリストフによる三部作。

「ぼくらは、<大きな町>からやって来た。一晩じゅう、旅して来た。おかあさんは、眼を赤く腫れ上がらせている。おかあさんは大きなボール紙の箱を抱えている。ぼくら二人は、衣類を詰めた小さな旅行カバンを一個ずつ提げ、さらに、おとうさんの大きな辞典をかわるがわる抱えている。」

内戦の中で双子の主人公「ぼくら」が、疎開先で「おばあちゃん」と共に生活を始めます。そこで見た戦時下の非情な現実を淡々と記した日記の体裁で物語は進みます。ほとんど現在形で書かれる文体が不思議な親近感を持たせます。

主人公の「ぼくら」にかかると、露骨な内容も淡々と日常の一部であるかのように書かれます。触れられたくないところに触れられたような、なんとなく人に見られると恥ずかしいような気持ちになります。これほど「身も蓋もない」と感じさせる小説も珍しい。

「悪童日記」の最後、「騙された?」と思わせる終わりかたがあまりにも印象的です。第二作「ふたりの証拠」、第三作「第三の嘘」と進むにつれて、その謎も露骨に明らかになっていきます。第一作を読めば、どうしても続きを読みたくなること間違いなし。三冊まとめて入手しても絶対に損はないと思います。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://srgia.blog46.fc2.com/tb.php/440-77dc1c6a

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。