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[本]人獣細工  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]人獣細工

小林泰三のホラー。「人獣細工」「吸血狩り」「本」の短編三本が収録されています。一年ほど前に紹介した「玩具修理者」以来です。前作はえらい衝撃を受けましたが、今回も負けず劣らず。

「人獣細工」は途中で話の本質が見えてきますが、分かっていても怖いというのはホラー映画に通じるものがあります。玩具修理者に通じるスプラッター的ホラーです。エグイ小説とはこういうものでしょうか。

「吸血狩り」は読む人によって相当に受け取り方が違うであろう非常に微妙な結末です。タイトルからも予想できるように吸血鬼ものなのですが、こんな展開のものは珍しい。夏休みに田舎に帰省した8歳の少年と、彼がほのかに憧れる従姉、従姉にせまる黒服の大男。大男の不気味さに押されますが、よく考えるとどうなんだろう。超自然的な現象を素直に信じられる8歳という年齢が、この話の結末を謎の多いものにしています。

「本」。芸術家を「インストールする」という超常的発想が面白い。痛々しい描写とコミカルな描写は映像向きですが、クラクラする結末は小説向き。

三篇それぞれ良く出来ており、読み応えがあります。巻末の解説はちょっとネタばらしが目立ちますので、解説を読んでから買うタイプの人は要注意。

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