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[本]大空のサムライ -かえらざる零戦隊-  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]大空のサムライ -かえらざる零戦隊-

大空のサムライ―かえらざる零戦隊 (光人社NF文庫)

161センチ、48キロの体格で海軍少年航空兵の試験にぎりぎりで合格し、200戦以上の空戦を経験、右目の視力をほとんど失って内地に帰ってからも戦闘機乗りにこだわり続け、なお撃墜記録を伸ばす。第二次世界大戦で64機を撃墜した零戦のエース、坂井三郎の空戦記録。大戦そのものの状況にはほとんど言及されず、あくまで著者の目で見た第二次世界大戦の一幕です。

基本的に自伝ですが、興味深い知識も得られました。機銃には20ミリ弾と7.7ミリ弾がある。20ミリ弾は重力に引かれて落ちて行きやすいので遠距離での命中率が低い。機銃からは「徹甲弾」「焼夷弾」「普通弾」「曳光弾」の4種類が交互に発射される。戦闘機によるのかもしれませんが、少なくとも零戦はそうだったようです。

戦闘機乗りにとって重要な視力と反射神経を鍛えるために普段の生活でも常にそれを意識するなど、大変な努力をされています。生まれもっての才能もあったと思います。しかし運が良かったことも確かです。この本に書かれているだけでも、何度も紙一重の状況に遭遇しています。トーナメントでは何千人が参加しようと必ず1人は全勝するという感じ。

著者もそれを自覚しています。誰もやりたがらない殉職者の葬儀係を著者は進んで買って出ていたそうです。そして、

人のいやがる葬儀係を買って出たりしていた私の気持が、戦死者たちの霊に通じて、彼らが、あるいは最後まで私をまもっていてくれたのかもしれない、といまではそう思うようになった。いや、そう思わざるを得ないほど、死神は不思議にも私を避けて通り過ぎたのだ。

また死地を切り抜けて生き残った著者だからこそ、重みを感じる言葉もあります。

昔から、武術やスポーツにおいて、危機一髪とか、太刀先三寸にして身をかわすとか、いわゆる美技(ファインプレー)を名人芸のように考える人が多いが、きわどい技で敵をたおす場合には、きわどいということ自体が、すでにして自分もきわどい危険にみをさらしていることであって、ちょっとのミスが命とりになるものなのである。

生き残った著者がこの本を世に出したことに意味があるんじゃないかと思います。現代の私たちは、彼らの上に立って生きているんだなぁと思えます。

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