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[本]異端の数 ゼロ  このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - [本]異端の数 ゼロ

異端の数ゼロ――数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)

新書版で話題になり、サイモン・シンが名著と挙げた本の文庫版です。副題は「数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念」。評判どおり面白い。

インドから生まれたゼロという概念が数学や物理学にもたらした様々な問題や宗教論争が、その発端から順序立てて書かれています。ゼロの性質で真っ先に思いつくのはゼロによる除算、Division by zero でしょう。この本もそこから話が始まります。話題の進め方がうまく、最後まで先を読みたくなります。

西暦ゼロ年が存在しないのは誤りだった。これだけだと頭に「?」が浮かぶわけですが、

注意してみれば、人々は普通ゼロから数え始めているということに気づく。ストップウォッチは0:00.00から時を刻み始め、一秒が経過してはじめて0:01.00に達する。車の走行距離計は工場から出てきたときに00000にセットされている。

この本が面白く読めるのは周辺知識が豊富に関わってくるからでしょう。数学は当然ながら、物理学や宗教、天文学、哲学など多彩です。文庫本としては比較的薄い本ですが、内容には厚みがあります。

微積分、虚数、複素平面、非ユークリッド幾何学など、理系嫌いには辛そうな概念がいくつも登場します。しかし何れも初歩的な話で分かりやすく書かれており、この本だけで理解することが出来るでしょう。個人的には、複素平面の原点に透明な球体を置き、その表面に描いた図形を複素平面上に投射する話が興味深く、かつ分かりやすかった。他の資料を当たらなくても済むのがこの本の良いところ。

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